S2AR とは

S2AR とは

S2AR アプリへのリンク

Scartch と拡張現実をコネクトする

S2AR(Scratch2ARkit)は、その名前の通り、Scratch というプログラミング言語と ARKit(拡張現実アプリ開発フレームワーク)を接続します。そうすることで、Scratch プログラミングで拡張現実の中に立方体(ブロック)を設置することができるようになります。
「ブロックを積み重ねてクラフトする」という意味で「マインクラフト」ライクのようなアプリケーションといえるでしょう。マインクラフトがこの現実世界に飛び出してきたイメージです。

S2AR は Junya Ishihara 氏によって開発された iPhone/iPad 専用のアプリです。Junya Ishihara 氏は S2AR の他にも、Scratch とマインクラフトを接続する「Scratch2MCPI 」などの「Scratch2 -」シリーズのプログラムを公開されています。興味のある方は GitHub という、ソフトウェア開発の共有サービスを覗いてみましょう。

GitHub – Junya Ishihara へのリンク

誰でも気軽に拡張現実を楽しむために

拡張現実(AR = Augmented Reality)は、SF漫画やアニメの世界ではおなじみの近未来技術です。拡張現実では、現実世界に重ねて、必要な情報やオブジェクト(物体)が現れては消えていきます。スタイリッシュな便利さから、拡張現実に興味を持っている人はたくさんいると思います。

拡張現実をプログラミングする上で、第一のハードルは必要機材が高価なことです。例えば、VR(仮想現実)対応をうたう「ゲーミングパソコン」は20万円程度で販売されています。一番人気のある VR ゴーグルである「HTC Vive」は約10万円で、合計30万円の出費が必要です。
S2AR は無料の iPhone/iPad アプリです。iPhone ユーザーでパソコンをお持ちの方は無料で拡張現実をプログラミングすることができるようになります。
高価な機材を買うことができず、拡張現実に触れることができなかった人たちに対して、S2AR で拡張現実をプログラミングしてみることをお勧めします。

第二のハードルは、プログラミング言語の難しさです。例えば、Unity というゲーム開発環境でプログラミングするためには、「Javascript」「C#」「Boo(Python)」といった言語を学ばなければなりません。元来、3Dゲームを開発するのに必要だった「C/C++言語」より習得が容易だと言えますが、自分が思い通りのものを作り上げるためには、通常、数十時間〜数百時間の学習が必要です。
S2AR の開発言語は「Scratch」です。Scratch は子どもを含めた初心者向けのプログラミング言語として最も有名なものの一つです。本屋に行けば関連の書籍がたくさん出版されており、日本でも人気があります。
Scratch ならプログラミング習得にかかる時間を少なくすることができます。直感的に「Scratch ブロック」を積み重ねることで、すぐに拡張現実プログラミングをスタートできるのです。

図0-3-1

図0-3-1は S2AR を使って、拡張現実に円錐(コーン)を設置した画像です。パソコンの画面に見えている簡単なプログラムで、こういった複雑な形状も自由にクラフトできるのです。この円錐は第2部1章「円錐(コーン)を作る」で詳しく説明します。

以上述べてきたように、「S2AR は誰でも気軽に拡張現実を楽しむために開発された画期的なアプリケーション」なのです。さあ、この機会に拡張現実プログラミングを始めましょう!

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