ラズベリーパイのセットアップ①入出力装置との接続


セットアップ①入出力装置との接続


セットアップを始めよう


ラズベリーパイを使えるようにしていきます。

すべての機器がそろっていることを確認して、ラスベリーパイのセットアップを始めましょう。今回は、ラズベリーパイと入出力装置との接続を行います。


すべて接続した状態


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確認リスト

☑︎ ラズベリーパイ本体

☑︎ ACアダプター

☑︎ microUSBケーブル

☑︎ microSDカード

☑︎ USBキーボード

☑︎ USBマウス

☑︎ HDMIケーブル

☑︎ HDMI入力のついているディスプレイ(液晶テレビ、またはPCモニターなど)

☑︎ パソコン(SDカードスロットがないときは、SDカードリーダーが別途必要)

☑︎ インターネット接続環境(有線LAN または無線LAN)


ラズベリーパイ本体の組み立て


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まずはラズベリーパイ本体の組み立てです。ヒートシンク(放熱器)を黒い四角に両面テープで貼り付けます(2ケ所)。ヒートシンクはアルミ製で、溜まった熱を空気中に放出してくれます。本来はグリスで固定するものですが、両面テープでも代用可能です。ヒートシンクは起動中、かなりの高温になります。


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次は、透明ケースにラスベリーパイ本体をはめ込みます。方向を間違えないように、しっかり奥まで押し込んで、フタをして完成です。直接、基盤を触ってしまったり、ゴミが入ったりを防ぐことができます。ただし放熱は悪くなるので、CPUの温度に気をつけましょう。(セットに入っている余分のネジ等は今回は使わないので保管しておく)


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USBキーボード、USBマウスを接続します。4箇所差し込み口がありますが、どこにつないでも自動的に判別して使えるようになります(プラグ & プレイ)。


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HDMIケーブルでディスプレイと接続します。


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最後に、microUSBケーブルで ACアダプターと接続して完成です。(注意! コンセントにつないでも、赤ランプが点くだけで何も起きません。SDカードを準備してから、コンセントにつないでください。)


まとめ


下の写真のようになっていることを確認してください。


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ご苦労様でした。ここまでは簡単でしたか? 次は、難関な SDカードの準備に入っていきます。

ラズベリーパイ購入ガイド


ラズベリーパイ購入ガイド


ラズベリーパイを購入するには、アマゾンがおすすめです。1カ所で周辺機器も含めて、全てそろえることができます。自宅に届けてくれるのも、忙しい身には助かります。私が購入したラズベリーパイのセットを紹介します。購入の参考にしてください。(もちろん別のものを購入しても構いません。購入の一例とお考えください)


ラズベリーパイ本体を選ぶ


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まずはラズベリーパイ本体を選びます。ゴミが入らないように、ケース付きをおすすめします。1番人気のこの商品にしました。使用中は CPU がヤケドするくらい高温になりますので、CPU を冷やすためのヒートシンクが付いています。最新のラズベリーパイは「Raspberry Pi 3 Model B」です。特に理由がなければ、その時点での最新のものを購入するとよいでしょう。(Raspberry Pi Zero は安いのですが、USB 端子の数が足りない等、今回の講義には適していません)


周辺機器を選ぶ


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ACアダプターは出力が 2.5A以上のものを選びます。出力が足りない場合、動作が不安定になることがあります。スマホの充電器を使いたいところですが、A(アンベア)が足りないものがほとんどです。大切なラズベリーパイを守るために、こちらの商品にしました。microUSBケーブルも付属しています。



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データを保存するmicroSDカードは信頼性の高いものにしましょう。いくらでも安いものはありますが、苦労して作ったデータが消えてしまっては元も子もありません。ここはケチらずに、信頼性で選びました。容量は32GBあれば、通常の使用については十分でしょう。


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キーボードとマウスはお持ちのものがあれば、新たに購入する必要はありません。デスクトップパソコンのUSB端子から取り外して、ラズベリーパイに付け替えるだけです。もしお持ちでない、または取り外したくない時は、安いこちらの商品はいかがでしょうか。十分使えます。(予算があるならば、マウスはもっと良いものを買うことをおすすめします)



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ディスプレイはテレビ、もしくはPCモニターを使います。HDMIケーブルを外して、ラズベリパイに付け替えてください。もしHDMIケーブルをお持ちでないなら、こちらの安い商品をどうぞ。


総額でおいくら?


これら全て購入して、合計金額は、1万1275円(2017年8月15日現在)。1万円を少し越してしまいました。家にあるPCアクセサリ(マウス等)を代用すれば、もっと節約することは可能です。

これも子どもたちのため、先行投資だと思って、購入ボタンをクリックしてください。


【注意点】購入の前に

ラズベリーパイは、市販のパソコンのように箱から取り出してすぐに使えるというわけにはいきません。SDカードを準備するためのパソコン(Windows, MACなど)とインターネット環境が必要です。またソフトのインストール、ファイルの移動・コピーができる程度のパソコンスキルが求められます。購入する前にご自分でラズベリーパイのセットアップができるかどうか、検討してください。


【追記】古いPCモニターの活用

古いPCモニターにはHDMI入力がありません。そんなときでも「HDMI to VGA 変換アダプタ」で VGA出力に変換して使用できるという情報を得ました。評判の良いこの商品を購入し、古いPCモニターにラズベリーパイを表示させることに成功しました。


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プログラミング教育 何から始めるか

プログラミング教育 何から始めるか?


いろいろなプログラミング教育


子どもたちにプログラミングを教えるときに何から始めるといいのでしょうか? プログラミング教育が注目される今、様々な手段が提供されています。たくさんありすぎて、迷ってしまいます。


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プログラミング教室に通わせるのはどうでしょうか。お金に余裕があり、自宅の近くに教室があるなら、この方法がオススメです。しかしほとんどの親は、教室に通わせる労力と資金が不足していると思います。「興味はあるけど、通わせるのは難しい」という親がほとんどでしょう。


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面白そうなプログラミング・ロボットがたくさん販売されています。私(著者)もすごく欲しいのですが、買うかどうか迷っています。

安いものは簡単すぎて、できることが少ししかありません。また高価なものはそれだけの効果(コストパフォーマンス)があるか、わかりません。子供が興味を持ってくれないと飾りにしかならないものに高額な出費は避けたいので、プログラミング・ロボットを買う親もまだ少ないでしょう。


ラズベリーパイから始めよう


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自宅でプログラミングを始めるときに、おすすめしたいのが、「ラズベリーパイ」という小型のコンピューターです。


【ラズベリーパイの特徴】

⑴ (比較的)安価である。一万円程度で、全てのパーツがそろえられます。プログラミング教室やロボットと比べると、「コストパフォーマンス」が優れています。


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⑵ 子どもたちが興味を持つであろう、「マインクラフト」「Scratch(スクラッチ)」などがあらかじめインストールされています。すぐにプログラミングが楽しく始められます。さらに進めて、「Python」「Java」といった人気のプログラミング言語を学ぶこともできます。


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⑶ 「拡張性」が素晴らしい。ウェブ検索や文章作成、ゲームなどがあらかじめインストールされているので、普通のパソコンとして使うことができます。

それだけではなく、ラズベリーパイは簡単に外部の回路とつなげて、電子工作やロボット・プログラミングなども可能です。この点は普通のパソコン以上の価値があります。


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⑷ ラズベリーパイは日本でも人気が出てきたので、参考書やネット情報が豊富にあります。困ったときに調べれば、ほとんどの問題は「日本語で解決」できます。迷ってばかりの初心者にとって、この点は大きいです。


購入希望の方のために、次回はラズベリーパイ購入ガイドを書きます。

AI時代を生きる子どもたちのために


AI時代を生きる子どもたちのために


人工知能の驚異的な発展


NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」を見ました。AI(人工知能)の急激な進化は想像以上でした。近い将来、AI は人間の仕事の多くを奪ってしまうとの予測もあります。これから社会はどう変わっていくのか。子どもたちには、どんな社会が待ち受けているのか?


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この番組の中で印象的な場面がありました。佐藤天彦名人と将棋ソフトウェア・ポナンザ(AI)の試合(電王戦)の様子が紹介されていたのですが、AIは、初めから意表をついた手を使ってきました。それは「初手3八金」という攻めに守りにも不利と思える手で、上級者はまず使わない手だそうです。そのとき、困惑し頭を抱える佐藤名人の姿は笑えました。

試合の結果は、AI の勝利でした。名人に圧勝した AI は、将棋の分野では人間を超越した神のような存在になったのです。この対局で、「人間 対 AI」の試合(電王戦)は終了するそうです。人間が完全に白旗を揚げたのだとしたら少し悲しい。


ポナンザの強さの秘密は圧倒的なデータの量と計算の速さにあります。プロ棋士の5万局のデータから学び、ポナンザ同士で自己対戦を700万局行っていたそうです。人間が何千年もかかる量の試合をこなし、それを全て完璧に覚えている。そんな化け物に人間が勝てないのは当たり前です。ちょっと太刀打ちできそうにありません。


このような AI が社会の多くの分野に進出してきています。その流れは誰にも止めることはできません。AI は人間をさらなる発展に導く存在になるのか。それとも人間を徹底的に打ち負かす存在になるのか。そのことを最近ずっと考えています。


子どものプログラミング教育


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プログラミング教育に興味を持っている親が増えているそうです。習わせたい技能の第1位が、プログラミングだったとの報道がありました。私もそのように考える親の一人です。これからのAI 社会で生き抜く力をなんとか身につけさせたいという親の切実な願いがそこに示されているように思います。


プログラミングで身につく能力はたくさんあります。論理的に考える力、問題を見つけ解決する力、創造力、集中力、自発的に学ぶ力など、それらはすべて、これからの予想が難しい社会を生き抜いていく助けになってくれるでしょう。

そして何より、プログラミングは楽しい。まだ世の中に存在しないものを作り上げることができたとき。どうしても解けなかった問題が解決できたとき。教えられたり、教えたり、仲間とともに問題を解決できたとき。作ったプログラムが高評価を得られたとき。プログラマーはこの上ない喜びを感じのです。

私は趣味でプログラミングをかじっていますが、その喜びを何度も経験しました。ぜひ多くの人に「プログラミングの世界」に足を踏み入れてほしいと願っています。


さて、この講義では「AIに負けない!」ことを目標に、子ども向けの初歩のプログラミングを一緒に考えていきます。私には、高校生、小学生の子どもがいますので、その子たちにも役立つ講義にしたいと思っています。皆様からのご意見を取り入れて、講義を発展させていきたいと願っています。よろしくお願いいたします。