AI時代を生きる子どもたちのために


AI時代を生きる子どもたちのために


人工知能の驚異的な発展


NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」を見ました。AI(人工知能)の急激な進化は想像以上でした。近い将来、AI は人間の仕事の多くを奪ってしまうとの予測もあります。これから社会はどう変わっていくのか。子どもたちには、どんな社会が待ち受けているのか?


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この番組の中で印象的な場面がありました。佐藤天彦名人と将棋ソフトウェア・ポナンザ(AI)の試合(電王戦)の様子が紹介されていたのですが、AIは、初めから意表をついた手を使ってきました。それは「初手3八金」という攻めに守りにも不利と思える手で、上級者はまず使わない手だそうです。そのとき、困惑し頭を抱える佐藤名人の姿は笑えました。

試合の結果は、AI の勝利でした。名人に圧勝した AI は、将棋の分野では人間を超越した神のような存在になったのです。この対局で、「人間 対 AI」の試合(電王戦)は終了するそうです。人間が完全に白旗を揚げたのだとしたら少し悲しい。


ポナンザの強さの秘密は圧倒的なデータの量と計算の速さにあります。プロ棋士の5万局のデータから学び、ポナンザ同士で自己対戦を700万局行っていたそうです。人間が何千年もかかる量の試合をこなし、それを全て完璧に覚えている。そんな化け物に人間が勝てないのは当たり前です。ちょっと太刀打ちできそうにありません。


このような AI が社会の多くの分野に進出してきています。その流れは誰にも止めることはできません。AI は人間をさらなる発展に導く存在になるのか。それとも人間を徹底的に打ち負かす存在になるのか。そのことを最近ずっと考えています。


子どものプログラミング教育


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プログラミング教育に興味を持っている親が増えているそうです。習わせたい技能の第1位が、プログラミングだったとの報道がありました。私もそのように考える親の一人です。これからのAI 社会で生き抜く力をなんとか身につけさせたいという親の切実な願いがそこに示されているように思います。


プログラミングで身につく能力はたくさんあります。論理的に考える力、問題を見つけ解決する力、創造力、集中力、自発的に学ぶ力など、それらはすべて、これからの予想が難しい社会を生き抜いていく助けになってくれるでしょう。

そして何より、プログラミングは楽しい。まだ世の中に存在しないものを作り上げることができたとき。どうしても解けなかった問題が解決できたとき。教えられたり、教えたり、仲間とともに問題を解決できたとき。作ったプログラムが高評価を得られたとき。プログラマーはこの上ない喜びを感じのです。

私は趣味でプログラミングをかじっていますが、その喜びを何度も経験しました。ぜひ多くの人に「プログラミングの世界」に足を踏み入れてほしいと願っています。


さて、この講義では「AIに負けない!」ことを目標に、子ども向けの初歩のプログラミングを一緒に考えていきます。私には、高校生、小学生の子どもがいますので、その子たちにも役立つ講義にしたいと思っています。皆様からのご意見を取り入れて、講義を発展させていきたいと願っています。よろしくお願いいたします。