ジオラマ作り
「ジオラマ」とは日本語で「情景模型」とも言われ、展示物をその背景や周辺環境と一緒に展示する方法です。鉄道模型やプラモデルの展示でよく使われます 。
S2AR で、家と自動車と電車の「ジオラマ」を作ってみましょう。
地面(グラウンド)
図2-5-1
最初に地面から作っていきます。ジオラマの縮尺は「1 : 100」です。つまりマインクラフトと同じで、ブロック1つが「1 メートル角の立方体」に設定します。
地面の色は緑(r, g, b)=(0, 255, 0)にします。サイズ「100 x 100 x 1」の立方体ブロックを1つ置きます(100 メートル角の空き地)。Y座標を「-1」に設定することで、地面の高さを「0」に合わせることができます。
プログラムを見やすくするためにサブルーチンにしておきます。サブルーチン名は「ground」にしました。
図2-5-2
図2-5-2がメインルーチンです。サブルーチン「ground」を呼び出します。プログラムを実行するには、Scratch のステージ上の「緑の旗」をクリックしてください(このブロックを直接クリックすることでも実行可能です)。
図2-5-3
パソコンデスクの左奥側に「原点」を置いて、プログラムを実行した結果です。「100 メートル角の空き地」がクラフトできました。
道路
図2-5-4
自動車用の道路をクラフトします。変数 s2arX, s2arY, s2arZ をあらかじめ作っておきましょう。
道路の色はグレー(r, g, b)=(140, 140, 140)にします。道路の幅は9メートルにしたいので、奥行を「9」に設定し、直方体ブロックを1つ設置します。
本物の道路らしくするために「中央線」を設置します。幅を「5」奥行を「1」に設定します。 X 座標を「10」ずつ増やしながら10回繰り返すことで、「中央線」を10本設置できます。
サブルーチン名は「road」にしました。
図2-5-5
サブルーチン「road」を呼び出すためにメインルーチンを改造します。「[road」 を送って待つ」をつなげます。
図2-5-6
メインルーチンを実行することで、道路をクラフトできました。目的通り、10本の「中央線」を引くことができました。本物の道路らしくなりました。
線路
以下は書籍でご確認ください